南洋材の消費が環境破壊につながるか?

森はなぜ破壊されるのだろうか?

東南アジアや南米の森林破壊についての見解です。(長いのでお読みにならなくても結構です)

 

ウリンの成育するカリマンタンは木材資源の宝庫です。 中でも最も多く生育している有用樹種はフタバガキ科で一般的にラワンやメランティやセランガンバツとして知られています。

これらは主に合板に最適な木材として、月間100万立米以上輸入されて来ました。 カリマンタンを領土とする、インドネシア及びマレーシア政府は、森林保護のため、計画的な伐採を進めており、伐採許可のない木材については、盗伐材として、厳しく取り締まり、当然の事ながら輸出許可は発行されません。 しかし、原住民や移民政策でカリマンタンに移住する人々は生活のため、盗伐をし、正規ルートを経ず密輸しているのが現状です。 近年、取り締まりが更に厳しくなり、盗伐はかなり減少していると思われますが、一時は盗伐材の方が多いとさえ言われました。

密輸の相手国は日本以外の国で、日本へは密輸が許可されないことから、ほとんどすべてが正規輸出品と言えます。

 

近年、森林破壊が問題になっていますが、実は森林破壊は計画伐採以外の、開拓移民による焼畑やエコ燃料を作るためのパーム椰子畑への開拓が主であり、計画伐採では森林はなくなりません。

政府指導による伐採は、林区すべての木を切るのではなく、例えば60cm以上の径級の有用樹種に限られており、カリマンタンでは1ヘクタール当たり、1-2本しか伐採出来ません。 言い換えれば、それ以外の樹種は伐採しても雑木と言われ、商業的価値がほとんどありません。

従って、数年後には2次林として、大きく育った次世代の木材を伐採することが出来、永続的に森は守られます。 不幸なのは、フィリピン・ミンダナオ島の森林で、カリマンタンに比べ、5-6倍の有用樹種が生育(純林)していたため、ほとんどの木が伐採され、砂漠化したことです。 合板用のラワンと呼ばれる木です。 その多くは日本に輸出されました。

 

ウリンの森にオランウータンが生育しているので、ウリンを切ると動物保護にならない、という意見がありますが、実はウリンの森は存在せず、他の多くの樹種が混じり合った森の中にポツリポツリとウリンが生えています。 恐らく数100種類の樹種が生育する森で、商業的な価値のある数十種類の木だけを伐採するのです。 しかも、政府の許可の下、計画的に伐採をすれば、森は永続します。

森が無くなる=砂漠化するのは、伐採ではなく、前述したように、焼畑や別の目的で森林を壊滅させるためです。

 

カリマンタンは酸性土で、農作物がなかなか育ちませんが、焼畑により、一時的に農作が可能になります。 但し数年後には元の酸性土に戻るため、焼畑は次々と場所を変え森林を破壊します。

ウリンを切るとオランウータンが困るというのは、一部は事実としても、ウリンを切らなければ、森が無くならないとは言えず、本当の解決にはならないということです。

 

とはいえ、弊社はウリンを使い、ウッドデッキを作っているのですから、少しでも将来に繋げるために、マレーシアで植林を開始しました。

その模様は別の機会に発表しますが、ウリンは腐らず、製品として超長期の寿命がありますので、木材の中でも最もエコな製品です。

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