計画伐採で森を守る
熱帯雨林の計画伐採 :
ウリンに限らず、ラワンなど南洋材は天然木を伐採し、加工したものを現地から輸出しています。天然木ですから、切ってしまえば次は数十年から数百年待たなければなりません。しかし、計画的に伐採することで、森は維持されます。やみくもに伐採するのではなく、政府指導の下、毎年の伐採量が決められています。
1.径60㎝以下の伐採禁止(インドネシア)
2.有用樹種のみの伐採
3.政府管理下での林区振り分け
などの対策で、森から有用な木材のみを伐採します。すると、数十年後には、元の林区で、大きくなった木材を伐採出来、森は永遠に保持されていきます。
近年、熱帯雨林が消滅しているという事実がありますが、実は主な原因は、木材の伐採によるためではなく、開拓民が畑を作るために、或はパームヤシを植えるために、森を焼き開墾したり、住民が勝手に伐採(盗伐)したりすることです。
パームヤシからエコ燃料を取るために森が無くなっているというのは皮肉ですね。
熱帯雨林の再生=植林は技術的にまだ不明な部分が多く、一部の樹種しか成功してませんが、当社もその一助になるよう、2009年から植林を始めました。
茶ノ木のサイト
http://www.chanoki.co.jp/
1600以上の施工例からお探しのタイプが必ず見つかります
http://www.chanoki.co.jp/sekou/topics.cgi
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ウリンという木の歴史
インドネシアは16世紀頃から、オランダとの交易が始まり、19世紀にはオランダの植民地となり、長らくオランダの支配が続きましたが、1945年に太平洋戦争で日本が敗戦した直後に独立宣言をし、国際的に独立国として認められました。
植民地時代に、ウリンは相当量がオランダに運ばれ、数百年経った現在でも、当時のウリンがヨーロッパで使われていると聞いています。
木材の中で比類のない耐久性を持つウリンは、水上家屋や桟橋に欠かせない材料のため、長らく輸出が禁止されてきましたが、インドネシア国内の需要が落ち着き、外資獲得のため、加工品に限り1996年より輸出が解禁され、日本でもウリンが使われるようになりました。
それまで、ウッドデッキ材としては、レッドシダー、ヒノキなどの針葉樹、イペ、セランガンバツなどの広葉樹ハードウッドが主力でしたが、徐々にウリンの耐久性・重厚感が浸透し、ハードウッドの代表的立場になりつつあります。
私の知る限りで、日本で最初のウリン構造物です。
1998年製、渡良瀬展望台 もちろん、現在まで全く腐らず現役です。
今日はここまで・・・
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ウリンはこんな木です
木材開発・輸入商社の社員として、1976年から主にインドネシアで日本の合板・製材向けの原木を探し回り、満船ベースの数量(およそ6000m3)で日本に輸出する仕事に携わってきました。
地方に行くと、まだ道路が発達しておらず、川が最も重要なインフラでした。
道路代わりに川を利用していたわけです。川に沿って家を建て、川に張り出した桟橋を設け、小舟で売りに来る物品を買ったり、乗合船で近くの集落に買い出しに行ったりしていました。勿論、現在でも東南アジアの地方ではよく見られる光景です。
ある時に気が付いたのですが、それらの桟橋は非常に頑丈で、聞いてみると、何年も補修せず、腐りもしないというのです。
その木材が、現地で「生涯腐らない木」或は「Kayu Besi(鉄の木)」と呼ばれる、ウリンだったのです。
留めているボルトは鉄なので、数年ごとに入れ替えるが、桟橋はそのまま使用するという事でした。
上の建物は一般材ですので、腐ってきますが、ウリンの柱はいつまでも残ります。
又、ウリンを薄く挽いて、瓦代わりに使っています。
ウリンの話はまだ続きます。・・・
ウッドデッキはウリンです。
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最強の木材 ウリンについて
初めてのブログです。
まずは当社(茶ノ木)のご紹介から。
代表・加藤は1970年代より東南アジアでの原木開発及び日本での輸入を手掛けてきました。1980年代になると、次第に現地政府が原木を規制し、現地で加工し、付加価値を付けた製品に移行しました。つまり、取引単位が、船のチャーターから、コンテナ単位になり、小さな会社でも直接現地から輸入することが可能になりました。
それまでは輸入材は、大手商社・大手問屋から複雑な流通過程を経由して、街の材木店から大工さんに渡り、家が建てられるため、末端価格は、相当の流通経費を上乗せされていました。
そこで、茶ノ木を平成元年(1989年)に立ち上げ、丁度環境が整ってきた、ネット販売に目を向け、エンドユーザーに直接販売する方法で、良質な無垢木材を、安価で提供することを目的としました。
現在、主に取り扱っている商品は、ウッドデッキの施工ですが、
従来の木材は必ず腐るという定説を覆す、過去腐った報告が無い、ウリンという樹種を輸入販売・施工しています。
ウリンについては、次のコラムから説明いたします。(AK)
詳細については当社サイトでも沢山説明してます。
http://www.chanoki.co.jp/