2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

斜面の有効利用はウリンがベスト

斜面を有効に活用できます。 日本では住宅用地の確保が難しく、山や丘陵まで住宅が建っています。斜面も土地の一部ですから、何とか有効に利用して、庭や住宅の一部にしたいですね。 ただ、斜面は転落の危険があるので、強度や耐久性のある構築物が必要です…

ウリンの種

ウリンの種を見たことがありますか? と言われても、まず居ないと思います。 これがウリンの種です。 長さは12㎝位、太さは6㎝位の大きな果実で中に種が入ってます。 当社は植林をしてますので、特別に許可を得て入手し持ち帰りましたが、非常に珍しいもので…

ハイデッキはウリンがベストです。

腐ったハイデッキは危険です 湘南の海沿いの道を走ると、2階から張り出したウッドデッキをよく見かけます。海を見ながらのライフスタイルは、憧れの的ですが、海の近くは風も強く、塩害もあり、一般の木材にとっては非常に厳しい条件です。 高さのあるウッド…

ウリンならではのこんな使い方②

堅い話はひとまず置いて・・・ お地蔵様も安心です 日本の文化であるお地蔵様は、地域の方に愛されています。露座のお地蔵様が多いですが、大切にされる地域では、雨露をしのぐ地蔵堂を作っています。 しかし、一般材では数年で朽ち、折角のお地蔵様が可哀想…

今、熱帯雨林で何が起こっているか

熱帯雨林を伐採してはいけないのか? 有史以来、人は木材を利用し、火を起こし、家を作り、あらゆる道具を作ったりしてきました。木材こそ人類に最も親しい物質と言えるでしょう。 文明の発展や人口増加により、木材の消費量が増えたため、木材を絶やさぬよ…

ウリンならではのこんな使い方も

ウリンは水分に最も強いので・・ ウリンの歴史や他の木材との比較など述べてきましたが、ちょっと一息入れましょう。閑話休題 元々水中で使用されたウリンですから、他の木材ではすぐに腐るような環境でも、圧倒的な耐久性があります。又、強度も非常に高い…

ウッドデッキの耐久性、本当のところ

ウッドデッキはどれくらい持つの? 一般的なウッドデッキは、建築材料として使われる、安価な、松や杉、或は油性分で耐久性があるヒノキ・レッドシダーなどの針葉樹で作り、毒性の高い防腐剤を塗り耐久性を高める方法が取られてます。材料も容易に入手でき、…

ウリンの偽物にご注意を

ウリンを真似た木材にご注意下さい 木材の中で最も耐久性があるウリンですが、正式にアイアンウッド(英文名 Borneo Ironwood)と呼ばれるのは、クスノキ科常緑樹のウリン(ビリアン)だけです。 他の樹種は例えウリンに似ていても、アイアンウッドと呼ぶの…

本当にウリンは100年耐久?

木材は耐久性が低い? 木材は耐久性が低いと言われますが、実は適切な処理をして、風雨に晒されなければ、かなりの耐久性があります。先日TVで放送されましたが、薬師寺の解体作業で芯柱は1000年以上の耐久性があることが実証されました。適材適所に使用する…

樹脂デッキは本物の木には勝てません

木質系樹脂(人工木)とは木粉にポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂を混ぜて押し出し成型したものです。50%以上の木粉を混入することで、木質系といいます。種類も様々で多くのメーカーがオリジナルの製品を開発しデッキ材として販売していますが、最近…

ウリンの長所と短所

ウリン(ビリアン、ボルネオアイアンウッド)は他の木材に比べ圧倒的な耐久性を持ちますが、勿論短所もあります。 ウリンはクスノキ科で、一般的にクスノキ科は耐久性が高く、例えば宮島の海中鳥居は楠で作られています。クスノキ科は幹の中に特殊な薬用成分…

計画伐採で森を守る

熱帯雨林の計画伐採 : ウリンに限らず、ラワンなど南洋材は天然木を伐採し、加工したものを現地から輸出しています。天然木ですから、切ってしまえば次は数十年から数百年待たなければなりません。しかし、計画的に伐採することで、森は維持されます。やみ…

ウリンという木の歴史

インドネシアは16世紀頃から、オランダとの交易が始まり、19世紀にはオランダの植民地となり、長らくオランダの支配が続きましたが、1945年に太平洋戦争で日本が敗戦した直後に独立宣言をし、国際的に独立国として認められました。 植民地時代に、ウリンは相…

ウリンはこんな木です

木材開発・輸入商社の社員として、1976年から主にインドネシアで日本の合板・製材向けの原木を探し回り、満船ベースの数量(およそ6000m3)で日本に輸出する仕事に携わってきました。 地方に行くと、まだ道路が発達しておらず、川が最も重要なインフラでした…

最強の木材 ウリンについて

初めてのブログです。 まずは当社(茶ノ木)のご紹介から。 代表・加藤は1970年代より東南アジアでの原木開発及び日本での輸入を手掛けてきました。1980年代になると、次第に現地政府が原木を規制し、現地で加工し、付加価値を付けた製品に移行しました。つ…